2014年08月04日

「POETRY−詩によりそう−」続き−6(最後)

ご紹介してきた作品もこれで最後に。
といっても、これは DMに使われたものなので
ごく小さな画面で全体を、またその部分を
以前に掲載したものではあるのですが・・


neko-no-ko.jpg


ねこの子の くびのすずがね かすかにも
おとのみしたる 夏草のうち

              ー大隈言道


こんなに暑い夏の真昼には、
ねこはどこで涼をとっているのでしょうね。

人が知ることのない、居心地の良い場所で
素敵に昼寝をしているのかな。
posted by かこみかん at 15:18| 日記

2014年08月03日

空をながめて

近所に用事があって外に出る。
夕方、と呼べる時間だけれど今頃の空は
太陽が沈む前の、でも夕焼けにはもう少し間がある、
ちょうどいい涼やかな風情の色の青だ。

自転車を走らせて受ける風がここちよく、
よそ見をしても
人や車にもぶつかる心配の無いあたりなので
視線を空の上の方に漂わせながら進む。

ひさしぶりに白い月を眺めた。
空にあるのが頼りなげに見える、雲と同じ色の月。
でも、もう何時間もすれば
空で一番輝く存在になっているはずの、月。
青い空にかかる月を見ると、
いつも不思議な気持ちになる。

miage-tara.jpg
posted by かこみかん at 16:44| 日記

2014年08月01日

「POETRY−詩によりそう−」続き−5

秋来ぬと 
目にはさやかに 見えねども 
風の音にぞ おどろかれぬる 
        
        ー藤原敏行

今回の作品は、平安時代に詠まれた短歌を
お題にしたものです。

この時代の、その季節の風の音は
どんなだったのか・・
現代の私に、藤原さんの耳にした音の情景と
同じものをイメージすることは出来ないけれど、
「風の音にぞ おどろかれぬる」
という一節は、”秋”を知っている人なら
どんな時代でもきっとその人なりの”風の音”を
想起させることの出来る、永遠に古びない
歌ではないだろうか・・と思い、選びました。
続きはこちら
posted by かこみかん at 23:24| 日記

2014年07月30日

「POETRY−詩によりそう−」続き−4

今回の作品は、この歌から。

篠懸樹 かげ行く女らが 眼蓋に
血しほいろさし 夏さりにけり
         ー中村憲吉

歌の始めから難しい漢字が;;
これは「ぷらたぬす」とルビがありました。
今で言う、プラタナス、のことですね。

音読をひらがなで書くと、

ぷらたぬす かげいくこらが まなぶたに
ちしおいろさし なつさりにけり

となります。
歌の最後の、「夏さりにけり」は、
夏が去ってしまった、ということではなく
夏がやってきた、と解釈するようです。

何度も読んで、声に出してみて、
浮かんだイメージを描いてみました。
続きはこちら
posted by かこみかん at 16:51| 日記

2014年07月27日

「POETRY−詩によりそう−」続き3

今回の作品は、朝顔の句から。

朝顔やすでにきのふとなりしこと    

         ー鈴木真砂女

最近は、昼を過ぎても咲いている西洋朝顔も
よく見かけます。
色も美しいし、種類も豊富だし、思わず目を惹きますが
ずっと元気に午後も咲いているというのが、
なんとなく風情が無いような、つまらないような・・。

子どもの頃、朝起きるとすぐ庭に出て行って
咲いた花を眺めたものでした。
午後には、しぼんだ花で色水を作って遊びながら
膨らんだつぼみを数え、
翌朝に咲く花を想像してわくわくしたものです。続きはこちら
posted by かこみかん at 18:45| 日記

2014年07月26日

「POETRY−詩によりそう−」続き2

毎日,暑いですね。
勢い良くざーーーっと、夕立が来て欲しいもの。

POETRY展の展示では、
夕立をテーマにした作品も描きました。

yuudachi.jpg


続きはこちら
posted by かこみかん at 19:37| 日記

2014年07月24日

「POETRY−詩によりそう−」続き1

展示した作品を、紹介していきたいと思います。

展示のテーマは『詩』であり、
6人の参加者がおのおの選んだ詩
(他に俳句でも、短歌でも、歌の歌詞でも)に対して
作品を作る、というものでした。

またそれ以外に、
詩人の平岡淳子さんに提供していただいた詩集から
一つ選んで作品を作り、今度はその作品から
イメージを得て新たに詩を作っていただく、
というコーナーも設けられました。

今回は、その平岡さんの詩とわたしの作品、
そしてその作品からイメージされた新たな詩を
載せたいと思います。続きはこちら
posted by かこみかん at 21:53| 日記

2014年07月21日

「POETRY−詩によりそう−」 ご来場、ありがとうございました

無事、展示が終了しました。
暑い中、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!

まだ梅雨は明けてないですが・・(関東)
雨が降らない日は、すでに真夏だったりしますよね。

暑中お見舞い代わりに、展示した作品の中からこの一点を。

poet-yot.jpg

「しんしんと肺碧きまで海の旅」
          ー篠原鳳作

他の作品も、随時アップしていきたいと思います。

ではでは、みなさま、おからだ気をつけて。
posted by かこみかん at 19:33| 日記

2014年06月29日

楽しい紙版画

イラスト/デザインを手がけるサガワヤスコさん。
ふだん制作している技法、紙版画のワークショップを
開くとお聞きし、参加してみました。
むかし小学校でやったことあるなぁ〜、楽しかったなぁと
その独特のテクスチュアを思い出し、以前ちょこちょこと
ひとりで試したこともあったのですが、
続かずやめてしまったこともあり、
技法をモノにしてらっしゃるサガワさんに教えてもらったら
何か新しい世界があるかも〜、と出かけてみたのです。

いやーー、楽しかったです。
厚紙とハサミ、小さなローラーとバレン、アクリル絵具があれば
たちまち作品のできあがり。
絵を描くのとはちょっと違う脳の部分を使って、
手先がどんどん勝手に作品を作って行くような
気持ちよさがあります。

短い時間で、10センチ四方のコルクコースター
に刷って作品を完成させる、というコース。

出来上がりはこんなふう。

kami-han1.jpg続きはこちら
posted by かこみかん at 00:51| 日記

2014年06月21日

らくがき3点

水彩がいちばん好きな画材ですが、
ラフや下絵をまとめる時など、よくパステルを使います。

パステルは、水も要らず乾燥の手間も無く、
イメージしたものを描きとめるのに重宝しています。
これだけで完成した作品が作れたら・・
とも思いますが、自分にとってはなかなか扱いが難しく、
ぼわん、としたなぐりがきのような画面の遠く向こうに
頭の中で思い描いたイメージを思い起こすため、
手元にスケッチをしばらく置いておき、
後はどこかにいってしまう・・ということが多いのです。

下記の絵は、仕上げる必要のあった作品のラフでもなく、
フトかきとめた、 ”らくがき” ではありますが、
気になって忘れたくなかったものなので、載せてみました。
続きはこちら
posted by かこみかん at 14:55| 日記

2014年04月08日

イラストレーターズ通信13選抜展のご案内

iratu.jpg

プロフェッショナル イラストレーター集団
” イラストレーターズ通信”は、
イラストレーターのお仕事環境改善と
イラストレーション業界の活性化を願って、
イラストレーターの森流一郎さんがが立ち上げた
イラストレーター団体です。

わたしも、この2月末から入会させていただきました。

こちらで発行する冊子『イラストレーターズ通信13』から、
団体主宰の森流一郎さんによりセレクトされた
40人による選抜展が開かれます。

会場は、ギャラリー・ダズルさん。

期間:2014年04月08日(火)- 13日(日)
時間:12:00-19:00 (最終日17:00まで)
オープニングパーティ:8日(火)18:00-20:00
(すみません! もう始まってますね;;)
会場:ギャラリーダズル(東京都港区北青山2-12-20 山西ビル#101)

お近くにお越しの際はぜひ!
どうぞお立ち寄りくださいませ。

・詳細などギャラリーダズルさんのサイトは
こちらから

・イラストレーターズ通信のサイトは
こちらから
*魅力的なイラストレーターの方々の作品・情報を
いつでもご覧になれます。

・わたし/さいとう かこみのページも。
「作品」のところで、画像がまとめてご覧になれます。

iriguti3.jpg

こちら
posted by かこみかん at 18:55| 日記

2014年03月30日

曲乗りお嬢さん

ある日。
スーッと、自転車が私を追い抜いて行った。

おそらく高校生(女子)、体育会系の部活に向かうとおぼしき
上下ジャージ姿、前カゴにはスポーツバッグ。
彼女はそよ風に吹かれながら、
サラサラの髪にクシを入れ整えていた、右と左の手で。
まるで鏡の前にいるような流れる手付き。
道がカーブしてもハンドルは空いたまま、
きれいな曲線を描いて進んで行く。

髪を整え終えた彼女は、優雅にクシを上着のポケットにしまい、
ついにハンドルに手を触れることなく、
わたしの視界から消えて行った。

かぁーっこよかったなァ。
(危険だけどね)

kyokunori.jpg
posted by かこみかん at 15:20| 日記

2014年02月17日

雪だ雪だ−2

空から降って来る、白いもの。
少しだけなら遊び道具にもなり、
一瞬にして塗り替えられた風景に夢中になり、
無くなってしまうのが惜しくなる。

でもこれが、いつまでも無くならず
どんどん溜まっていくだけのものになっていくと・・
美しくて楽しいと思っていたものが、
恐ろしいものに見えて来てしまう。

雪に慣れていない場所に住む私は
あたふたとするばかりですが、
雪国の方々は、もっと違う心構え、捉え方を
お持ちなのだろうか・・

また降ってくるかもしれない雪、
怖いものになりませんように・・。

yukida-2.jpg
posted by かこみかん at 14:01| 日記

2014年02月16日

雪だ雪だ1

yukida1.jpg

ここのところの大雪で、久しぶりの雪かき。
今日は晴れて、日陰に固まっていた雪も
だいぶ溶けてヤレヤレ・・と思ってましたが、
また数日したら降る予報とか??

雪が積もって行く様子を見ると
「買い物行きにくいなぁ・・」
「雪かきしないと、とほほ・・」
と、雪のマイナス面を思うばかり。

子どもの頃は、
雪が降ると大喜びしてたのになぁ・・
朝が苦手で寝坊しがちな私を起こすために、
「雪が降ってるよー!!」と母がウソをついたほど。
(まんまと引っかかって飛び起きた後、
普通に晴れた外を見た時の落胆した気分を
今でも覚えているのです)

今は、屈託なく「雪だ雪だ」と
はしゃげなくなってしまったけれど、
雪の風景を見て思うこともあれこれあったり。
降らなければ楽だろうけれど、
雪が降った冬の方が、なにか
いろいろなことを思って、
記憶に残っていくかもしれません。
posted by かこみかん at 19:01| 日記

2014年02月12日

H.P.(少しですが)更新しました

前回の記事で、展示の作品や
お仕事のモノクロイラストなどご紹介しましたが、
ホームページの方へも載せてみました。

ブログにはその時々に掲載したものの、
ホームページには反映せずそのまま来てしまった
画像もいくつかありましたので、
お仕事の様々なタイプのイラストも含め、
まとめてアップしてみました。

ブログに載せているイラストや、
個展などでご展示する作品とは違う
タッチの作品もありますが、
ご用とお急ぎでない方はどうぞお楽しみ下さい。

↓H.P. ではこんな感じで、
ひとつひとつ、サムネイルをクリックすると
拡大された画像がご覧になれます。

kousin2.jpg

以下、更新したページです。

・個人作品/企画展示など2

・仕事/水彩タッチバリエーション3

・仕事/水彩メインタッチ/雑誌挿画

・仕事/水彩以外、pcソフト併用のタッチ
posted by かこみかん at 15:56| 日記

2014年02月05日

『クリスマスそして冬物語・・』 から、作品掲載

以前に一点だけ作品を載せましたが、
昨年12月のジャローナさんの展示では
他の5点と合わせて6点でひとつの絵物語、
・・のつもりで制作しました。

以前に載せた作品は最後の場面でした。
これから順を追って5点掲載致します。
絵には短いタイトルがついていますので、
絵とともに物語を想像してお楽しみ下さい。


「あそこに何か」

aokoni.jpg
2作目からはこちらをどうぞ
posted by かこみかん at 16:47| 日記

2014年02月04日

モノクロのイラストから

今年ももう2月になって豆まきも終わり。
だんだんと、新しい年に気分も慣れて来ました。
もう”新年”という言葉がうっすら遠くなったというか・・

昨年末に、ご紹介すると書いてまだだった
モノクロイラストをこちらに。
前回掲載したものと同じサイズで2点あります。


machi-no.jpg


toudai.jpg


スミ一色で描いていて以外と楽しい、と思ったのは
濃淡の諧調に敏感になること、また
描いている水彩紙の質感がより感じられたことでした。

こうして、モノクロ⇔多色と折々変えて制作していくと、
また何か今まで気づかなかった発見があるかもしれません。

*次回は、ジャローナさんでのグループ展の
他の作品を近日アップ致しますね。

posted by かこみかん at 19:33| 日記

2014年01月30日

寒中お見舞い申し上げます

14kanncyu.jpg

寒中お見舞い申し上げます。

新年のごあいさつに、なかなか年賀状が出せず
どうしても一月がだいぶ過ぎてから
お便りする流れになっておりますここ数年;;
きちんと賀状をいただく方に失礼をしております。

このところ、本当に『寒中』まっただ中なお天気ですね。
1、2℃の気温差に敏感になり、
朝起きると着けるヒーターのデジタル表示/現在気温を、
予想でほぼ的中させられるようになりました。

朝の表示気温の最低値は今のところ”0℃”。
部屋の中で水は凍っていなかったようですが・・

日が差して、ヒーターのいらない時間になると
おひさまの偉大さを改めて思います。

裸の樹々を見ると、葉や花をつけた姿を夢想するこの頃。
みなさま、どうぞご自愛下さいませ。

posted by かこみかん at 22:53| 日記

2013年12月23日

「クリスマスそして冬物語‥」展 ご来場ありがとうございました

もう12月も残り少なくなって来ました。

先日のジャローナさんでの展示も終わって
はや一週間が過ぎてしまいました!
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

展示風景、ちら、とですが
ジャローナさんのブログで見られます。

http://ameblo.jp/jalona/archive2-201312.html

展示した作品の中から
とりあえず一点だけこちらに。

hikari-no-nakahe.jpg


今回、展示タイトルに『物語』の言葉もあり、
A3サイズで一点、ポストカードサイズで6点の構成で、
というジャローナさんからのご提案もあり
全体で一つの物語になるよう制作してみました。
この作品は物語の最後の場面なのです。

全体をアップするのは来年になると思いますが;;
どんなお話になっているか、どうぞお楽しみに・・

このところ、冷え込んでいますね。
みなさま、あたたかく年末をお過ごし下さいませ。







posted by かこみかん at 19:01| 日記

2013年12月11日

「クリスマスそして冬物語」追記

展示でご一緒している方、大貫さん以外は
作品がウェブでご覧になれるのでそのご紹介を。

伊藤類(木版画)
http://www.ac.auone-net.jp/~itorui/index.html

佐々玲子(イラスト)
http://kunstwerk.exblog.jp/

月魚ひろこ(イラスト)
http://homepage3.nifty.com/tsukio-hiroko/

展示作品以外、ポストカードや小物など
素敵なグッズも即売しています。

ぜひ遊びにいらしてくださいませ。


最近のお仕事からイラストをこちらに。
(後ほど<たぶん来年の初めぐらいには;;>
他の作品もまとめて更新しようと思っています)

モノクロで、というご依頼でイメージ的なものを
描くというのはあまり無かったのですが、
描いてみたら、色を使う時とはまた違うおもしろさがありました。
今回のグループ展の作品に影響しているかもしれません。

rousoku.jpg

*本日、11日もジャローナさんにおります。
posted by かこみかん at 09:53| 日記