2023年01月21日

書籍装画「祈祷性精神病 憑依研究の成立と展開」

”ややご紹介が遅くなりましたが、昨年末に発刊された
書籍の装画として作品が使われております。
(以前ご紹介した、ブックアートの展示作品より)

「祈祷性精神病 憑依研究の成立と展開」
(大宮司 信 著、日本評論社)
装幀は、臼井新太郎さん。


*表1です

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*帯を取るとこんなふう

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*表4

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*扉はモノトーンで

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”祈祷性精神病”とは・・耳慣れない言葉です。

出版社サイトの紹介文から引いてみますと・・

人間に何かが憑依し様々な行動を引き起こす憑きもの現象。森田正馬により概念化された祈祷性精神病の展開と広がりを追う。”と、あります。

森田正馬という方は、明治7年生まれの精神科医で、独自に確立した「森田療法」という精神病の療法の一つで有名な方らしい。
今ではあまり聞きませんが、(ホラー映画などでは耳にしますね・・)「憑もの現象(憑依現象)」(キツネがつく、とか、霊が乗り移る、とか?)はその昔日本全国各地で見られていたらしく、明治以降に西欧から入ってきた精神医学の分野の方々の間でも、研究されていたことがある、とのこと。森田氏もその一人で、自身の出身地で<犬神憑き>の調査を行い、後に「祈祷性精神病」という概念を提唱されたそうです。

著者の大宮司氏は、その祈祷性精神病」の概念の成立とその後の展開を通して”精神医学から見た「憑依」を考え、更に、ご自身の研究も含めた「憑依研究」のさらなる広がりを紹介したい、と本書の冒頭で語っておられます。

難しそうだけど、ちょっと覗いてみたいような・・

気になった方、もし書店で見かけられたら手に取って見てくださいませ。

*出版社サイトはこちらから



posted by かこみかん at 17:05| お仕事