”ややご紹介が遅くなりましたが、昨年末に発刊された
書籍の装画として作品が使われております。
(以前ご紹介した、ブックアートの展示作品より)
書籍の装画として作品が使われております。
(以前ご紹介した、ブックアートの展示作品より)
「祈祷性精神病 憑依研究の成立と展開」
(大宮司 信 著、日本評論社)
(大宮司 信 著、日本評論社)
装幀は、臼井新太郎さん。
*表1です

*帯を取るとこんなふう

*表4

*扉はモノトーンで

”人間に何かが憑依し様々な行動を引き起こす憑きもの現象。森田正馬により概念化された祈祷性精神病の展開と広がりを追う。”と、あります。

”祈祷性精神病”とは・・耳慣れない言葉です。
出版社サイトの紹介文から引いてみますと・・
”人間に何かが憑依し様々な行動を引き起こす憑きもの現象。森田正馬により概念化された祈祷性精神病の展開と広がりを追う。”と、あります。
森田正馬という方は、明治7年生まれの精神科医で、独自に確立した「森田療法」という精神病の療法の一つで有名な方らしい。
今ではあまり聞きませんが、(ホラー映画などでは耳にしますね・・)「憑もの現象(憑依現象)」(キツネがつく、とか、霊が乗り移る、とか?)はその昔日本全国各地で見られていたらしく、明治以降に西欧から入ってきた精神医学の分野の方々の間でも、研究されていたことがある、とのこと。森田氏もその一人で、自身の出身地で<犬神憑き>の調査を行い、後に「祈祷性精神病」という概念を提唱されたそうです。
今ではあまり聞きませんが、(ホラー映画などでは耳にしますね・・)「憑もの現象(憑依現象)」(キツネがつく、とか、霊が乗り移る、とか?)はその昔日本全国各地で見られていたらしく、明治以降に西欧から入ってきた精神医学の分野の方々の間でも、研究されていたことがある、とのこと。森田氏もその一人で、自身の出身地で<犬神憑き>の調査を行い、後に「祈祷性精神病」という概念を提唱されたそうです。
著者の大宮司氏は、その「祈祷性精神病」の概念の成立とその後の展開を通して”精神医学から見た「憑依」を考え、更に、ご自身の研究も含めた「憑依研究」のさらなる広がりを紹介したい、と本書の冒頭で語っておられます。
難しそうだけど、ちょっと覗いてみたいような・・
気になった方、もし書店で見かけられたら手に取って見てくださいませ。
*出版社サイトはこちらから