2015年11月17日

「時計のパレード」展の作品−1

前回、展示の作品をアップします、と、お伝えして
はや一ヶ月近く・・。
遅くなりましたが、展示のうちの一点を。

hasiratokei-bl.jpg

タイトルはこんなふう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”振り子が記憶を連れて来る、柱時計”

祖父母の家にあった柱時計。
大きな音でなかなか寝付けなかったけれど
あの音を思い出すと、一緒に祖父母のことや、
家の記憶も甦って来ます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

柱時計というと、姿は心惹かれたものの、あのカチコチ、
ボーン、ボーン、の音は、慣れ親しんでない子どもにとっては
迷惑そのものでした。祖父母の家に泊まった時は
夜中に目が冴えていまい、お手洗いに立った時の
冷たい足先の感覚や、薄暗い廊下の中で鈍く光る振り子など、
妙に覚えているのです。
その感覚をたどっていくと、廊下の向こうの台所の
お鍋がたくさん載っていた棚や、祖母がよく作っていたおかず、
(子どもにはあまりおいしいとは思えなかった、)
いつも部屋の角に重ねてあった座布団、なぜそこにあるのか
不思議な廊下の間の仕切戸とか、なんということは無いけれど
確かにそこにあった時間やモノたちの記憶が、さわれるように
思い浮かんで来てそれはまた、祖父母とこんな会話をしたな、
こんな仕草をよくしていた・・などと、
仔細な思い出に繋がっていくのでした。

「時計」というと、まずは時間が読みやすく、
目覚ましなど機能がちゃんとしていればOK、
後は気にしない、という姿勢のつもりでいたのに、
記憶をたどると以外と時計自体に自分の思い出が
くっついているのだなぁ・・と、
作品を描いていて思いました。

展示ではそんな時計の作品が9点。
あと7点も順にアップしていきますね。
posted by かこみかん at 23:23| 日記